
先日、料理上手の友人から、“ご多忙のご様子。けれど、大寒の日くらい、自らひいた出汁で、たっぷりと温かい汁をご家族で召し上がれ。あごは特に簡単に美味しい出汁がひけます。休日を利用して!”とメッセージつきで、焼きあごが届いた。「なるほど、さすが。」私では思いつかない心使いを有り難く頂戴した。
大寒の日の今日、友人の心配りに従い、あごでたっぷり出汁をひいて、(ひいたといってもただ、あごを割って水に浸すだけの手間で出来上がり)昼にはうどん、夜には煮汁がたっぷりの煮物にお味噌汁にと頂いた。飛び魚は煮干しよりかなり大きな魚だが、雑味なく、くどさのない、すっきりとした美味しさで、頭や内臓を取るのも楽。これからはたまにあご出汁を使おう、と言う気も起こる。先ほど、あごのお礼にと、ミネラル分豊富なお茶<岩しみず>を送った友人からメールが届いた。お礼の最後は、“寒い日だったけど、岩しみずで体を温めてもらいました。これからは我が家の必需品!”と結ばれていた。このメッセージにまた心が温まる。水面を滑空する‟あご”で簡単に出汁をひくこともおすすめだが、山の滋養を吸い上げた山茶<岩しみず>を煮出し、ほんのわずかの塩を入れて、熱々の塩茶にしてたっぷり飲むのも冬の日のおすすめです。
- 2022/01/20(木) 20:28:21|
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