
過日、親戚からタケノコが届く季節・・・と書いたが、その後は空豆、トマトと続く季節となった。空豆は届き始めの頃は大層な殻を身にまとっているが、剝き甲斐がない程小さな青豆で、今年は不作か?と思わされたが、それも届く度に美しい鶯色の、立派な豆が現れるようになった。空豆は焼いて塩をふって食べるのがなによりと思うが、大量に届くようになれば茹でて、料理の材料に使ってと、多いに食べて今年も空豆の季節は終わった。例年通り、ということに安堵した一時。
届く季節にトマトが加わり、気持ちが初夏へと向かう。とはいえ、トマトは4月が濃厚で美味しい。お気に入りの食パンを焼くその隣りに、輪切りにしたトマトを銀紙にのせて一緒に焼く。トーストに焼いたトマトをのせて、お気に入りの塩をふり、オリーブオイルをかけるだけのこの時期のご馳走。新しく見つけたギリシャのオリーブオイルが気に入り、大いに満喫した。珈琲も好きだが、その後でも最後はミント茶が爽やかでよいと感じる。ギュッとうまみが詰まったトマトにミント、体の中から元気になる。
残念ながらそんな時期も過ぎてしまい、すでに店頭に並ぶトマトは水っぽさを感じるようになった。旬は速足。これからの日射しの強くなる季節は、美味しさよりも、トマトのリコピンの作用を頂くつもりで、フライパンを出し、オリーブオイルでトマト焼いてのせるがおすすめ。熟したトマトは小麦粉を叩いてから焼くとよい。リコピンは油で焼くとその効果が大きくなるとなにかで知った。
そしてぜひ、先日ご紹介したミネラル豊富な<野生の詩>を、朝の一杯に加えてみて下さい。カップにわずかの茶葉と熱湯を少し入れて、ほんのしばらく置いておくだけ。お茶の力は、体の元気の源になってくれます。
- 2020/05/24(日) 13:00:21|
- 店主の日記
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普段は使うことのないほの暗い台所に、窓からの光が差し込み、その陰影の美しさにしばらく見入ってしまった。
全体が朦朧としたその台所で、先日販売を始めた「野生の詩」と名をつけた山茶と熱湯をマグカップに注ぐ。
茶葉が沈むまで、しばらくの時間。釜で炒り上げた茶葉の、香ばしにおいが立ち上り、少し湿った静かな台所に静けさがましていく。
このお茶は、茶摘から仕上げまですべて手作業で作られたお茶を合わせたもの。無農薬、無肥料で自然のままに育ったと書いてはいるが、茶樹が元気に育つ為に、一年を通して樹を守る作業は手間暇がかかる。そんな作業の苦労は一年を通して体験してみないと分からないけれど、ブレンドしたこのお茶は、急須できっちり入れなくとも、自然茶のもつ滋味が味わえる。
たくさん、しっかり飲もう、と思わず、ほんの二つまみの茶葉と三口程度の少しの熱湯を大きめのカップに入れるだけ。飲み干した後の吐く息に、疲れも一緒に出てくれる。本来のお茶の効能。手作りのこうしたお茶は、あと、どれだけの時間飲み継いでいかれるか、欲張ってついついそんなことを考えてしまう。人の手による自然茶、求める方ぜひ、お試し下さい。
- 2020/05/18(月) 11:34:31|
- 店主の日記
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雨の日の今日は、少し多めにハブ茶を煮出す。
飲み切れない分は冷蔵庫へ。晴天予報の明日のための冷たい飲み物として。
そんなことが、明日のちょっとした余裕につながる。
- 2020/05/16(土) 13:44:18|
- 店主の日記
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