
今朝、千葉の親戚から ‟タケノコ” が届いた。
3月に入ってすぐの頃、千葉から5つ程の‟蕗の薹”が届いた時には、
‟もう、春だな・・・” と思わされたが、‟タケノコ”の到着は、ようやく来ました!
という感じだ。聞けば、今年は不作とのこと。そう言えば、スーパーの店頭でも
‟さぁさぁ!出たよ出たよ!”と言わんばかりに並べられている光景がまだ見ら
れない。 それでも、もう千葉では田植えが始まったと聞いた。
先週、狭山の生産者の方から、新茶ほんの少しですが作りました、とご連絡を
頂戴した。目に青葉の、眩しい季節は目前だ。
さて、夕方は、徳島のお茶を飲んでみたいというお客様のご要望にお応えして、
手元にある徳島のお茶を楽しんだ。上記の写真のお茶はメディアでも取り上げ
られている徳島県三好市(秘境のかずら橋で知られる場所)の山茶だが、知人
の親戚の方が作られた、同じ地域の山茶も加えて4種類を並べた。
徳島の山茶と言ってもそれは在来種の面白さ、場所、作り手によってそれぞれ
に個性がある。だけどどこかに、共通する風味があるのもまた面白い。
煎茶をひと通り飲み終えて、最後に、宍喰地区の山間部、がけっぷち海岸から
少し山中に入った秘境の集落で作られた寒茶を煮出した。

お茶の紹介の説明文の最後に、
寒茶を作っている、ばっちゃん達の平均年齢は73歳です。
秘境ゆえ、寒い辛い仕事ゆえ、後継者がいないのが現状ですが
懐かしく美しい故郷の情景を残したいと頑張っています。
とある。
知人のご親戚の方もご高齢で、奥深い山の中でのお茶作りを心配されるご家族
の声が年々高くなり、とうとうおやめになると聞いた。
もうすぐゴールデンウィーク。
どこかにご旅行に行かれましたら、特産品でなくとも、その地域でしか販売されて
いないお茶に出会えるかもしれません。お土産コーナーに足を踏み入れられまし
たら、その土地のお茶を探して試しに飲んでみるのはいかがでしょうか。
この先の未来より、今の方が、日本のお茶は豊富にあるのかもしれません。
- 2017/04/01(土) 00:05:07|
- 店主の日記
-
-