都合により通信販売の発送を数日お休みします。
ご迷惑をお掛け致しますがご了承のほど宜しくお願い申し上げます。
店主
- 2015/01/10(土) 19:16:21|
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同梱したみかんは、近所に住む友人が作っているみかんです。
無農薬で甘いですよ。”
ハーブの作り手、うみ風ハーブ園の尚美さんは時々、メッセージを添えて、
手作りの切干大根だのを、ハーブと一緒に届けてくれる。このみかん、
本当に美味しかった。
毎年暮れに、千葉に住む親戚が、自前の米で搗いたお餅と地元産の青のり
を届けてくれる。我が故郷の青のりが一番、と毎年その青のりに目を細め、
父は正月の7日まで毎朝お雑煮を作り、たっぷりと青のりをかけて食べるよう
に、とうるさい。「青のりが貴重品になるなんて、考えもしなかったねぇ。今の
うちかもしれないから、いっぱい食べておけよ」と父の教え。
今年はこの手土産に “竹の子”が加わっていた。まだ、土から顔を出さない
小さな “竹の子” を、当たりをつけて掘り出してくれたそうな。「縁起担いだ
初物から力もらって、元気にやってよ。」・・・思いやりとはこう言うことか。
“わかめ”と炊き合わせ、家族で早春の香りを美味しく頂戴した。
10年後、千葉産の青のり、鳴門産のわかめはどうなっているだろう。
20年後、日本の旬を、どれほど楽しめるだろう。
- 2015/01/04(日) 11:59:20|
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明けまして おめでとうございます
本年もご愛顧の程 どうぞよろしくお願い申し上げます
商売を営む我が家は暮れもお正月もなんだか慌ただしいが、それでも
お正月三が日は、ただの休日としてではなく、祝日のお目出度い“ハレ”の日
として過ごしたい。
“ハレ”の日を、何かに感謝して <明るく過ごす> という暮らしぶりに惹かれる。
“ハレ”も“ケ”もないというのは、なんとなく無粋でつまらなく思う。
今年の元旦には、“不老門”という上生菓子を用意した。鶴、亀、松、竹、梅を
あらわした五色の餡を重ねて巻いた祝い菓子。鶴と亀と言えば“長寿”となるが、
お正月には能楽の“鶴亀”を思わされ、天下泰平への祈りを思う。
この想像させられる、というのが和菓子の面白さの一つ。四角い台に、鶴と亀と
松竹梅の絵がそのまま描かれたお菓子であったらそれでまでだが、上記の写真
のように、お目出度さを重ね、更に円という形で “和”を 思わせ、お目出度さが
途切れることがないことを思わせる、この美しさ。心惹かれるばかりである。
もちろん和菓子だけではない、余白の美。直接言い切らないで相手に思わせる、
というのが日本の美意識にあったと思うが、それをまた、遊び心に使っていた、
以前の日本人の感性は洒落ている。お寿司の、特上、上、並を、松、竹、梅、
としたセンスも面白い。
今の時代にあるか。
お正月に長いブログは無粋か。
ではどうぞ、あと2日はいつもより洒落た浮かれ気分でお過ごし下さい。
- 2015/01/02(金) 02:47:15|
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