
6月も終わり。
6月は新茶のお問い合わせを多く頂戴いたしましたが、なぜか、
「ここのところお茶会の備忘録がHPに載らなくなりましたが、今月はどんな
お菓子をご用意されたのでしょうか。」といった内容のメールをいくつか頂
戴致しました。なぜ、今月この問い合わせが多いのだろう?と少々面白く思
っております。
そんな訳で、6月のお茶会やお稽古でご用意した季節のお菓子をいくつか
ご紹介致します。
上記の写真は五郎丸屋の「蛍」。
<
昔馴染み>の里の旧宮川村ではこの時期、蛍が闇のなかで静かに舞ってい
るそうで、そんなお話をしつつ、お茶と合わせて楽しんでいただきました。

こちらは毎年6月になると菓子職人さんに作って頂く「青梅」です。
梅の実の季節、今年も数日梅ジャム作りに夜なべ仕事を致しました。
気のせいか、今年は梅で●●を作った。仕上がりが楽しみ、
というお話をだんだん聞かなくなっているように思います。
手間のかからない梅醤油の1つでも仕込んでおくと重宝するのですが…。
写真を撮っておりませんが、紫陽花、水牡丹、水無月、といった銘の生菓子も
ご用意致しました。
「水無月」は6月の代表的なお菓子の1つ。やはり<昔馴染み>と合わせて
ご用意致しましたが、「なぜ6月は梅雨なのに、水無月というのでしょう。」
という話題にひと時花が咲きました。
<昔馴染み>は無農薬・無肥料の茶葉ですので、丸ごと楽しんでいただこうと、
茶葉を練りこんだ、ロールケーキやおにぎりをご用意した会もあります。
おにぎりは、炊き上がりのご飯に茶葉をそのまま入れて混ぜ込んだご飯を握
って頂きましたが、お茶の香りがとてもよいと喜んでいただきました。
ご家庭でも一度、お試しになってみて下さい。
美味しいですよ。
月が替わり、七夕の7月はどんなお菓子がご馳走になるか、私自身が楽しみな
がら考えております。
お茶で集う会につきましては、どうぞ
お問い合わせ下さい。
- 2011/06/30(木) 00:00:16|
- 店主の日記
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今朝、赤くなり始めたトマトを見ながら、
7月のお茶の集いで用意する予定のミントティーのお茶請けに、
このトマトでゼリーでもつくろうか…。どんな風に作ろうか、
とひとしきり、にやにやと楽しく思いを巡らしておりましたら、
午後の強風にあおられ、トマトの幹が折れてしまいました。
こんな時は、どんな四字熟語が当てはまるんだろう…などと考えております。
打って変わって、うみ風ハーブ園の
尚美さんから便りが届きましたが、
初夏の宮崎で収穫を楽しんでおられるご様子。
お茶になって届いてくるのが楽しみです。
- 2011/06/25(土) 00:44:07|
- 店主の日記
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(フィーバーフュー)
昨日から 宮崎は 夏らしい天候になりました!!
暑いです!
ずっと長雨や曇り空ばかりで、
すっきりしない、じめじめな天気が続いていました。

(エキナセア)
ハーブ達は 強い雨にあたり、大丈夫だろうかと思っていましたが、
今日収穫に行ってみると、写真のハーブ5種類は雨をたっぷり吸い込み、
元気にすくすくと育っていました!

(ミント)

(レモンバーベナ)

(レモンバーム)
こうしたハーブを見ると、私も体の中から喜びがあふれ、
元気になります!!
今日は気持ち良い天候の中、このハーブ達を収穫しました!
尚美
- 2011/06/24(金) 00:42:53|
- うみ風からの便り
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昨年までは、<
ハブ茶>は必ず熱湯に入れてから5分程度極弱火で煮出して
おりましたが、今年はティーポットにハブ茶と熱湯を入れて5分程度抽出、
といった方法でも飲んでおります。
煮出すのは5分程度なのでさほど面倒なことではないのですが、
置いておくだけ、という味も一味違った美味しさがあります。
久しぶりにうみ風ハーブ園の園主、
尚美さんからお便りが届きました。
頑張っておられます、尚美さん。
- 2011/06/18(土) 00:58:36|
- 店主の日記
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中々ブログの更新が出来ておらず、すみません。
季節は移り変わり、梅雨の時期になっています。
今年、宮崎は春が殆ど雨が降らず、水不足に悩んでいましたが、
今は毎日雨模様で、晴れ間が殆どありません。
今日は雨も上がったのでミントの収穫をしました。
先週、バイオダイナミック農法で用いる“501番”という調合剤をまきました。
これは収穫前のハーブに散布して、香りや味をより良くするものです。
今年は 例年よりミントの成長はゆっくりでしたが、
今は雨をたっぷり吸い込み、大きくなってきています。
これからは、雨の上がっている日は毎日収穫になります。
<
カミツレ>の収穫が終わり、ミントが始まると、
夏がすぐそこまで来ている事を感じながら作業しています。
尚美
- 2011/06/18(土) 00:35:27|
- うみ風からの便り
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5月、6月のお茶の集いでは、岩手県の焙茶工房「
しゃおしゃん」さんからお譲り頂いて、
被災地となった岩手県陸前高田市の「気仙茶」をご紹介しております。
日本の北の地に育つ、厳しい冬を乗り越えるたくましいお茶です。
本来は南の木が、どれほどギリギリの状態で北国の冬を越えているのか、
次の世代にも伝わってほしい、日本の貴重なお茶です。
しゃおしゃんさんの、故郷のお茶を想う気持ちのこもった気仙茶を、
このホームページでも販売する予定でおります。一味違う、
北限のお茶の味わいをお楽しみいただきたいと思っております。
さて、今日帰宅を致しましたら、お客様からお便りが届いておりました。

白井さん
本日6月13日の朝日新聞の夕刊に、元気の出る記事が載っておりました
ので、送らせていただきます。
このお手紙と、新聞記事。
岩手県陸前高田市気仙町の「気仙茶」の、高台にある茶畑は残ったが、
摘み手の農家が被災し、収穫のめどがたたずにいた。「伝統を守りたい」と
いう農家の思いに、地元の高校生が応え茶摘を手伝い、和が広がっている、
という内容でした。
お手紙を下さったお客様は、気仙茶を身近な方々に贈って下さいました。
小柳さんのように
品種茶を育成して商品にして市場に出すまでには、
何十年もの暗中模索の苦労があります。
<
昔馴染み>や<気仙茶>のように、その地ならではの味わいをもつ在来種
のお茶も、今ではとても貴重なお茶です。
日本のお茶は、多様な味わいが楽しめる、というこうした豊かさは、
とても大事なことと思っております。
<気仙茶>を知っていただく小さな窓口に、早くなれるよう致します。
- 2011/06/17(金) 01:02:03|
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日本有数の多雨地域である大台山系を源流とする清流“宮川”が流れる町、
大台町から<
昔馴染み>がたくさん届きました。
豊かな自然の残るこの町の、手つかずになってしまった茶畑のお茶の木に
再び人の手を入れて、この町の昔ながらのお茶を楽しめるようになりました。
味わいが深まるのはこれからですが、「このスッキリ感は夏のお茶にいいですね。」
と感想を頂戴し、それもそうだと、今月早々にご紹介することに致しました。
肥料は自然の腐葉土だけ。
三重県旧宮川村の在来種のお茶の味わいを、ぜひお楽しみ下さい。
- 2011/06/15(水) 00:54:26|
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先日、煎茶の師匠のお茶会があり、初めて
三渓園に参りました。
茶会の為でしたので、広々とした園内を見て歩くことは出来ませんでしたが、
今が見頃よと、凛と咲き誇る“睡蓮池”の睡蓮が、見事でした。
京都や鎌倉などから移築された、歴史的に価値のある建築物がいくつもあるそ
うですが、茶会は、普段公開されていない、原三渓が隠居所として建てた数奇
屋風建築の“白雲邸”で開かれました。
写真はその白雲邸の玄関から、外をのぞいたところです。
この写真では雰囲気をお伝えできませんが、この玄関を上がっ奥に、どのよう
な部屋があり、そこでお客様は寛ぎ、お茶を楽しまれたとご想像されますか。
お客様をお迎えする為に玄関におりましたが、木と紙と土の彩りのない、暗い
玄関からのぞける外の緑は、一層眩しい緑となり、思わず写真を一枚収めました。
6月4日(土)~12日(日)まで、三渓園では、“蛍の夕べ”と題して、
ホタルと花菖蒲が楽しめるようですので、ご紹介申し上げます。
6月の蛍の光の風物詩、趣きがありそうです。
- 2011/06/05(日) 01:05:07|
- 店主の日記
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